アメリカ建国の父!フランクリン『フランクリン自伝』(岩波文庫)


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『フランクリン自伝』フランクリン 岩波文庫

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ベンジャミン・フランクリンと言えば、凧を利用して雷が電気であることを証明したというエピソードを思い浮かべる人も少なくないかもしれません。

フランクリンはアメリカ独立宣言の起草委員の一人でもあり、政治家としての顔も持ち合わせていた人物です。

そんなフランクリンの『フランクリン自伝』のあらすじや感想を紹介していきます。

『フランクリン自伝』あらすじ/要約

フランクリンの『フランクリン自伝』は「フランクリンの生涯をフランクリン自身が語った本」です。

物理学者、政治家、出版業者、哲学者、経済学者であったフランクリン。

アメリカの紙幣にも印刷されるほどの影響力を持ち、多才なフランクリンですが、決して裕福な生まれだったわけではありません。

今の私たちから見れば天才にしか見えないフランクリンでも、子どもの頃から苦労を重ねています。

そんなフランクリンはどのようなことを日常生活で意識しながら暮らしていたのか。

本書『フランクリン自伝』を通して、多才だったフランクリンの考え方や生活の仕方が理解できるはずです。

十三徳

本書『フランクリン自伝』を語る上で、十三徳樹立を外すわけにはいきません。

フランクリンには日々実践していた13の教訓がありました。

彼は一週間に1つずつその教訓を意識しながら生活を送っていました。

第 一   節制:飽くほど食うことなかれ。酔うまで飲むなかれ。
第 二   沈黙:自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
第 三   規律:物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
第 四   決断:なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
第 五   節約:自他に益なきことに金銭を費すなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
第 六   勤勉:時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
第 七   誠実:詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に後世に保つべし。口に出だすこともまた然るべし
第 八   正義:他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
第 九   中庸:極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
第 十   清潔:身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
第  十一 平静:小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
第  十二 純潔:性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これに耽りて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、また          は自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことにあるべからず。
第  十三 謙譲:イエスおよびソクラテスに見習うべし。(p137~138)

これらの教訓を徹底的に体に染み込ませ、意識させることでフランクリンは社会的な成功を手にしました。

富に至る道

フランクリンは本書『フランクリン自伝』の中で、富を手にするための方法についても自身の考えを述べています。

富に至る道の中で、フランクリンは時間の重要性について述べています。

「時は金なり」という諺を知らない人はいないと思います。英語にすると「Time is money」ですよね。

実は、この言葉を考え出したのがフランクリンだったのです。

フランクリンはお金だけでなく、時間を重要視していました。

本書『フランクリン自伝』の中でも、人間が寝すぎていて時間を無駄にしていると述べるなど、時間に対して高い意識を持っていたことがわかります。

時間を作ることができなければ、自分を成長させる機会はありません。

何をするにも時間は必要なので、その時間が取れなければ人は何も成し得ないのだとフランクリンは考えています、

『フランクリン自伝』感想/まとめ

裕福な生まれでないフランクリンが、アメリカ資本主義の生みの親と呼ばれるまでに至ったことを知れば、誰もが典型的なアメリカンドリームだと感じるはずです。

しかし、本書『フランクリン自伝』を読めば、フランクリンが偶然その栄光を手にしたわけではないことを理解できるかと思います。

自分を律し、勤勉と倹約を徹底的に行ったこと。これがフランクリンをここまで偉大な人物にさせたのでしょう。

フランクリンは数多くの名言で認知度がある人物です。

彼の言葉が全世界中の人々に名言として親しまれています。多くの人がフランクリンの言葉を知っています。

しかしそれにもかかわらず、フランクリンのような人物は現れません。これはフランクリンの名言を実際に言葉に移すことがどれだけ難しいのかを象徴しているのではないでしょうか。

本書『フランクリン自伝』はフランクリンの自慢エピソードが中心となっています。他人の自慢アピソードが好きではない方にはあまりおすすめできません。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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