シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』あらすじを簡単に紹介


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『ジュリアス・シーザー』シェイクスピア 岩波文庫

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日本語だとユリウス・カエサルの方が馴染みのある人が多いかもしれません。

英語表記にすると、ジュリアス・シーザーとなるようです。

『ジュリアス・シーザー』あらすじ/要約

本書『ジュリアス・シーザー』は「英雄シーザーの暗殺をめぐる物語」です。

ポンペイを打ち破ったジュリアス・シーザー

シーザーはローマへと凱旋。ローマ市民たちはシーザーを手厚く迎え入れます。

ローマ中が熱狂している中、シーザーは占い師に3月15日に気をつけるよう言われます。

シーザーの妻もシーザーに関する不吉な夢を見ます。

それらの兆候は的中していました。

シーザーを亡き者にしようとする計画が極秘裏に進行していたのでした。

絶対的な権力者

ポンペイを打ち破ったシーザーは、ローマ市民の喝采を浴びます。

シーザーは王冠を3度も授けられますが、いずれも辞退しています。

ローマは当時、共和制によって政治が行われていました。

共和制とはつまり「複数人による政治体制のこと」を指します。

絶大な政治的権力を持つ君主がいないということです。

王冠を受け取るということは共和制の崩壊を意味します

そこでは絶対的な権力者が国を支配するという君主制になることを意味するのでした。

ブルータス

ブルータスなしにはこの戯曲を語ることは不可能でしょう。

シーザーの腹心として信用もされていたブルータス。

ブルータスは最終的にシーザーを殺害する役目を担います。

どうしてブルータスがシーザー殺害に加担したのか。

ブルータスには「ローマのために生きる」という使命を持って生きていました。

彼にとってはローマの発展とローマ市民の幸福が何よりも重要でした。

いずれ王になることになるだろうシーザー。

彼だけに絶対的な権力を委ねてしまっては暴政が行われてしまう。

そう考えたブルータスは計画に加担するのでした。

『ジュリアス・シーザー』感想/まとめ

権力の弊害は力に傲り、憐憫の心を忘れることにある。(p47)

権力が肥大化することに対して非常に注意を向けてしたブルータス。

しかし、彼は同時にシーザーをこのように評しています。

正直にいって、あのシーザーという男、感情に溺れて、理性を失くしたといったような事例はかつて知らぬ(p47)

肝心なのは、権力が集中化してしまうかしないのかではないはず。

最も重要なのは、その地に住む国民が幸せかどうかでしょう。手段はなんでもいいはずです。

もしシーザーが王になり、暴政を働くようであれば殺害すればよかったのではないか。

少し、権力の肥大化を恐れて先に動きすぎてしまったのではないか。

確かに後付けなのかもしれませんが、そのように思いました。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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