熱く妄信的な恋愛模様!ワイルド『サロメ』のあらすじを紹介

サロメ

こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます

サロメ

『サロメ』ワイルド 岩波文庫

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本書『サロメ』は、新約聖書のサロメの話に脚色を加えた戯曲になっています。

新約聖書には、サロメがキリストから洗礼を受けた預言者ヨハネを殺害してしまうという話があり、本書『サロメ』はその内容を脚色した小説になっています。

それでは早速、ワイルドの『サロメ』のあらすじや感想を紹介していきます。

『サロメ』あらすじ/要約

主な登場人物は以下の4人です。

サロメ:王妃ヘロディアスの娘

ヘロデ王:前王の兄を殺す

ヘロディアス:前王の皇后

ヨカナーン:預言者。新約聖書のヨハネをモデルにしている

以下、あらすじです。

ユダヤの王であったヘロデは、兄とヘロディアスから生まれたサロメに関心を抱きます。

しかしヘロデ王のアプローチに対し、サロメは聞く耳を持ちません。

ある日、サロメは幽閉されていた預言者ヨカナーンの声を耳にします。

預言者ヨカナーンを見ることは禁止されています。

しかし、サロメは衛兵隊長を持ち前の美貌で説得します。サロメは衛兵隊長の許可を得ることに成功し、ヨカナーンに会います。

サロメは幽閉されているヨカナーンを見て、一目惚れします。

妖しい美しさ

ヘロデの兄とへロディアスの間に誕生したサロメ。

サロメは、妖しい美しさを持つ女性でした。

サロメの持つ妖艶な雰囲気に、宮廷内にいる男性は圧倒されます。

王であるヘロデもその一人で、妖艶なサロメをなんとか自分のものにしたいとアプローチをします。

しかし、サロメはそんな男たちのアプローチを相手にしません。

サロメの持つ妖艶な雰囲気に、男性たちは自分の人生を振り回されていきます。

ヨカナーンとの出会い

サロメは、ある日運命的な出会いをします。その出会いが彼女の運命を決定づけることになりました。

その人物がヨカナーンです。

サロメは、幽閉されているヨカナーンの声を耳にします。

サロメは、預言者であるヨカナーンの話がヘロデからも度々出ていることを知っていました。

ヘロデがヨカナーンを恐れていたことをサロメは気が付いていたのです。

以前から持っていたヨカナーンへの関心が、本人の声を聞いたことでさらに高まります。

サロメは兵を説得し、ヨカナーンに会いにいきます。

ヨカナーンを見て、サロメは一目惚れをしました。

サロメはヨカナーンにこう言います。

お前の口に口づけするよ」と。

『サロメ』感想/まとめ

読了してから、本書『サロメ』が新約聖書と関連性があることに気が付いたので、少し勿体無いような気がしました。

新約聖書と並行して読むことができたらもっと内容も深く入り込むことができたのかもしれません。

ネタバレになってしまうので、あまり書くことができませんが、1人の女性の狂気にはやはり目を見張るものがありました。

本書『サロメ』には「独占欲」と「復讐」の色が文体から強くにじみ出ているように見えました。

サロメがどうしてどのような行動を取ったのかを読んだことがある人と議論するのも面白いと感じました。

挿絵を含む本全体の雰囲気が不気味で、あまり万人ウケはしなさそうな1冊ですが、読んで損はないと思います。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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