冒険小説といえばこれ?スティーブンソン『宝島』のあらすじ 

宝島

こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

宝島

『宝島』スティーブンソン 岩波文庫

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スティーブンソンの『宝島』は児童向けの小説として知名度のある作品です。

ディスニーでは、スティーブンソンの『宝島』を元に、「トレジャープラネット」という映画も上映されたことがあるそうです。

それではスティーブンソンの『宝島』のあらすじや感想について紹介していきます。

『宝島』あらすじ/要約

本書スティーブンソンの『宝島』 は「ジム・ホーキンズ少年の宝探しの旅を描いた旅行記」です。

ある日、ジム・ホーキンズの両親が経営するベンボー提督亭という宿屋に、一人の人物が現れます。

彼の名前はビリー・ボーンズ

ビリー・ボーンズは「一本脚の船乗り」を警戒するようにジムに言いつけます。

実はビリー・ボーンズは宝島の地図を持っていて、元の舟組員たちに狙われていたのでした。次第に宿屋の周辺には舟組員のような人影が現れ始めます。

やがてビリー・ボーンズは黒丸票といういわば通告状のようなものを受け取ります。

黒丸票を受け取り、一本脚の船乗りと争う覚悟を決めたビリー・ボーンズですが、突然死んでしまいます。

ジムはビリー・ボーンズの持ち物から宝島の地図を見つけます。

宝の地図を手にしたジムは大海原へ冒険しに行くことになります。

偶然手にした地図

ベンボー提督亭という宿屋に現れた、頬に刀傷のある船乗り、ビリー・ボーンズ。

ビリー・ボーンズはラム酒を飲みすぎてしまう悪い癖がありました。

ラム酒をのみすぎたせいで、ビリー・ボーンズは脳溢血を起こしてしまいます。

近くにいた医師のリブシーは瀕死になっていたビリー・ボーンズを助け出します。

リブシーはビリー・ボーンズに対して、これ以上ラム酒を飲むことはやめるように忠告します。

今度、脳溢血が起こってしまったら、次は確実に死んでしまうとリブシーは考えていました。

しかし、ビリー・ボーンズは医師リブシーの忠告を相手にせず、ラム酒を飲んでしまいます。

医師リブシーの忠告を聞かなかったビリー・ボーンズは結果的に卒中で死んでしまいます。

ビリー・ボーンズが死んでしまったことで1つ問題が生じてしまいました。それはお金の清算です。

ビリー・ボーンズから支払ってもらった代金は通常もらうはずの代金よりも少ないものでした。

何かお金に換えられるものはないか。

そんな思いでビリー・ボーンズの荷物を漁っていたジムは偶然、地図を手に入れるのでした。

個性溢れる登場人物

本書『宝島』の魅力としてストーリーは勿論、登場人物の存在も欠かすことはできないでしょう。

『宝島』には個性の非常に強い人物が登場します。

冒険心が強く、勇気もあるまさに主人公といった人物であるジム。

冷静で合理的な性格の医師リブジー。

傲慢で無礼なビリー・ボーンズ。

そして誰もが目を離さずにはいられないジョン・シルヴァー。

ビリー・ボーンズが死ぬまで恐れ続けていた一本足の人物が作る世界観に夢中になる人も多いでしょう。

『宝島』にはそのような魅力的な人物が多く登場します。

単なる冒険記ではなく、そこには人間の欲が見え隠れしています。そこに『宝島』の魅力があるのかもしてません。

『宝島』感想/まとめ

児童向けに書かれた小説ということで、もっとファンタジー要素の強い作品なのかと思っていましたが、意外に血生臭い描写が多かったです。

児童向けの冒険小説ということで読む前からなんとなくオチは理解してしまうかもしれません。

しかし『宝島』に登場する人物がどれも魅力的なので、王道のストーリーでも飽きずに楽しむことができるかと思います。

ただ、実際に宝を探しに行くまでにかなりのページを割くので、冒険に出かけるまでに飽きてしまう可能性もあります。

また、ビリー・ボーンズがあっけなく死んでしまう場面には少し疑問を抱きました。

あのまま生きてしまっていたら、一本脚の船乗りたちと争うことになります。

そうなると宝の地図もジムに渡ることはないはずなので、ある意味仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが。

冒険小説の原点とも言われる本書『宝島』。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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