一見幸せな家庭に潜む秘密とは?イプセン『人形の家』あらすじ


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『人形の家』イプセン 岩波文庫

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イプセンはノルウェーの作家です。

シェイクスピアに次ぐ劇作家として有名な人物です。

『人形の家』あらすじ/要約

本書『人形の家』は「人形として生きる妻の物語」です。

ここに一つの家がありました。

夫の名前はメルケル。そして妻の名前はノラです。

メルケル一家は外から見れば幸せな過程でした。

それほど裕福な家庭ではないですが、3人の子どもに恵まれていました。

メルケルは弁護士でしたが、ある日銀行の頭取になる話が持ち上がります。

突然のメルケルの出世に一家は喜びます。

そんな中、ノラだけは心に不安を抱いていました。

ノラには夫には言っていないある秘密が存在していたのです。

夫に隠していた秘密

ノラが夫メルケルに隠していた秘密とは何か。

実は、ノラはメルケルに秘密でお金をある人物から借りているのでした。

ノラは自分の私利私欲のためにお金を借りたわけではありません。

以前、メルケルが重い病気を患ったことがありました。

その病気の治療費としてノラは大金を借りているのでした。

ノラはメルケルの病気が治ったのちにも、借金のことを打ち明けようとしません。

しかし時間が経つにつれ、借金のことが明るみになっていくのでした。

人形としての妻

本書『人形の家』の「人形」とは妻であるノラのことを指しています。

一見するとメルケル一家は幸せな家庭に見えるでしょう。

夫は銀行の頭取で、妻は美人です。羨む人も多いはずです。

夫メルケルは妻ノラのことを非常に可愛がっています。

夫が理想する人間になろうと、妻ノラは明るくお転婆に振舞っています。

夫メルケルにとって、ノラは人間というよりもむしろ人形だったのです。

『人形の家』感想/まとめ

シェイクスピアより面白いのではないかと読み終わった時に思いました。

最後は非常に痛快。

車や家と同じように妻を道具として見ていた夫。

そんな夫に一矢報いた感がたまりません。革命といっても良いでしょう。

同時に、ノラの生き方は今後どうなるのか気になりました。

ノラは再び人間に戻り自由になることができたのか。

今までイプセンを読んでこなかったことを後悔しました。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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