サン=テグジュペリ『星の王子さま』の簡単なあらすじと感想


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『星の王子さま』サン=テグジュペリ 岩波文庫

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本書『星の王子さま』はサン=テグジュペリはの代表的な作品です。

『星の王子さま』は初版以来、200以上の国と地域の言葉に翻訳されています

総販売部数は1億5千万冊を誇っており、歴史に残る名著といっても過言ではないでしょう。

それでは早速、『星の王子さま』の簡単なあらすじと感想を紹介していきます。

『星の王子さま』あらすじ/要約

本書『星の王子さま』は「星の王子さまの星での生活や、他の星への旅の記録が語られている本」です。

飛行士の「ぼく」は、飛行機の不調により、砂漠に墜落してしまいます。

砂漠の中で、ぼくは星の王子さまと出会います。

話によると、星の王子さまは、地球にある普通の家と同じくらいの大きさの星から地球にやってきたらしいのです。

星の王子さまは自分の星のことや、地球に来るまでに回ってきた星のことについてぼくに語るといった内容になっています。

大切なことは目に見えない

「いちばんたいせつなことは、目に見えない」

『星の王子さま』の中でも最も重要な言葉であり、かつ本書の内容を表した一文でしょう。

残念ながら現代に生きる私たちは目に見えないものよりも、目に見えるものばかりを追い求めてしまいます。

より簡単で、すぐに数字で表すことができるものばかりに私たちは注目してしまいがちです。

しかし、『星の王子さま』はそのような私たちの目を覚まさせてくれます。

数字で表されるものは客観的であったとしても表面を表しているにしか過ぎません。

人との友情、あるいは愛。

そのような目に見えないものこそが大切なのだと著者のサン=テグジュペリは『星の王子さま』を通じて主張しています、

客観と主観

『星の王子さま』の中で、重要な位置を占めている薔薇の花。

星の王子さまの星には薔薇は一本しか咲いていませんでした。

星の王子さまは貴重だと思っていた薔薇が地球では数多く存在することに驚き、悲しみます。

確かに数字的に捉えた場合、星の王子さまが愛でていた薔薇は数多く存在する薔薇の中の一本に過ぎません。

しかし、それはあくまで客観的に見た場合に限った話です。

星の王子さまが自分の時間を割き、愛でていた薔薇はこの世界でたった一本しかありません。

どんなに地球で薔薇が咲いていたとしても、星の王子さまにとってかけがいのない薔薇はその一本しかないのです。

主観と客観。

もちろんどちらかがより優れている訳ではないでしょう。

しかし、現代に生きる私たちは客観を主観よりも重視しているような気がします。

サン=テグジュペリは『星の王子さま』を通して、現代の私たちに警鐘を鳴らしているのかもしれません。

『星の王子さま』感想/まとめ

実際に『星の王子さま』を読むまでは、児童書というイメージが強くあったことから、内容も子ども向けに書かれている本だと思っていました。

しかしいざ内容を読んでみると、ただの児童書ではありませんでした。

あらすじは子どもでもわかりやすいようになっています。

しかし、『星の王子さま』の中で買わされるやり取りには抽象的ではありますが、示唆に富んだものが多いです。

それは子どもの頃には気づくことなく、見落としてしまうがちな部分であるような気がします。

もしかすると、子どもの頃に『星の王子さま』をすでに読んでいる方もいるかもしれません。

そんな方でも、再度『星の王子さま』を手に取って読んでみると、子どもの時のイメージとは違った印象を受けるはずです。

『星の王子さま』のあらすじが面白かったというよりも、随所で登場する示唆に富んだやり取りに興味を持ちました。

これほど世界中で読み継がれているだけあって、大人でも十分楽しむことができる一冊でした。

岩波文庫には珍しくフォントが大きめで、カラーの絵が付いているので、読んでいて新鮮でした。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

『星の王子さま』サン=テグジュペリ 岩波文庫

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