首飾り事件とは?『マリー・アントワネット』あらすじを簡単に紹介


こんにちはshunです!

今回はこちらの本を読了したので、紹介したいと思います。

マリーアントワネット

『マリー・アントワネット(上)』ツワイク 岩波文庫

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『マリー・アントワネット(下)』ツワイク 岩波文庫

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マリー・アントワネットはかの有名な「ベルサイユのばら」の元ネタになったと言われている人物です。名前だけなら知っているという方も多いでしょう。

そんなマリー・アントワネットの生涯について綴られているのが本書です。

早速、『マリー・アントワネット』のあらすじや感想について紹介していきます。

『マリー・アントワネット』あらすじ/要約

オーストリアの女帝、マリア・テレジア。そんなマリア・テレジアの娘として誕生したのが、本書の主人公であるマリー・アントワネットです。

オーストリア出身のマリー・アントワネットは、その後フランスのルイ16世と結婚をすることになります。彼女はフランス王妃という地位に突然のし上がりました。

「首飾り事件」や「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」など世間を騒がし続けたマリー・アントワネット。

そんなマリー・アントワネットがどうして、民衆の怒りを買い、処刑されるまでに至ってしまったのか。

本書『マリー・アントワネット』では、血に翻弄され続けなながら生涯を閉じた1人の女性の生き様について綴られています。

首飾り事件

まず。事件をわかりやすくするために、この事件に関連する人物を列挙したいと思います。

ラ・モット伯爵夫人・・・事件の首謀者。

ロアン枢機卿・・・マリー・アントワネットと仲が悪い。

ベーマー・・・宝石商。相方はバッサンジュ。

まず、マリー・アントワネットは贅沢が大好きです。マリー・アントワネットはルイ16世に秘密で宝石などを購入していました。

そんなマリー・アントワネットに宝石を売っていたのが、宝石商であるベーマーです。

ある日、ベーマーはマリー・アントワネットに豪華な首飾りを売ろうとします。ダイヤモンドを大量に散りばめられているその首飾りは何十億円にも当たると言われています。

「首飾り事件」はラ・モット伯爵夫人が首飾りをだまし取った事件です。

ラ・モット伯爵夫人はマリー・アントワネットが首飾りを欲しがっているとロアン枢機卿に伝えます。ロアン枢機卿は最初はその情報を訝りながらも、手紙などを通じて、信じ込んでしまいます。

調査の末、ラ・モット伯爵夫人が犯人であることが判明しましたが、マリー・アントワネットへの批判は高まってしまいました。マリー・アントワネットにとっては、完全なとばっちりと言えるでしょう。

フランス革命

1789年7月14日に起こったのがフランス革命です。事の発端は赤字財政が露呈したことにあります。

ルイ15世の頃は、農作物も豊作で、人々は豊かな生活を送ることができました。

しかし、ルイ16世の時代になると、農作物が天候によって不作になります。天候はもちろんルイ16世のせいではありませんが、人々は不満を持つようになりました。

さらに、大きかったのが、マリー・アントワネットの絶えない噂です。高価なものに目がないマリー・アントワネット。

そんな彼女が多くの金を浪費しているのではないかという批判の声が次第に強くなってしまったのです。

マリー・アントワネットは国一つが赤字財政にあるほど浪費していたわけではなかったのですが、真実は民衆に届きませんでした。噂が一人歩きしてしまったのです。

国王一家はヴェルサイユ宮殿に逃げ込みましたが、民衆は目の前まで迫ってきていました。

最終的に国王一家は民衆の要求に従い、パリに向かうことになります。

『マリー・アントワネット』感想/まとめ

マリー・アントワネットがフランス王妃になったことは本人にとっても国にとっても悲劇だったと言えます。

どこにでもいそうな1人の女性。そんな女性がある日突然、王妃としての振る舞いを要求されるようになったのです。その苦労は計り知ることすらできません。

そこまでして「血」が重要なのでしょうか。

今でも、「血」を尊重する考えは根強く残っています。例えばですが、今でも有名なプロ野球選手の子どもは、生まれた瞬間から野球選手になることを期待されることが多いです。

しかし、その「血」を引き継いだ子どもが必ずその分野で大成できるかどうかはわかりません。むしろ歴史的に見れば、子どもも親と同じ分野で大成したという事例の方が少ないでしょう。

子どもの将来を周りが勝手に期待するせいで、子どもの自由が束縛されてしまう点も懸念すべき点です。

マリー・アントワネットが生きていた時代から私たちはきちんと進歩しているのでしょうか。過去の事例を顧みずに同じ失敗を繰り返してしまっているのではないのでしょうか。

そんなことを本書『マリー・アントワネット』(岩波文庫)を読んで考えました。

血に人生を振り回された女性の生き様を描いた本書。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

マリーアントワネット

『マリー・アントワネット(上)』ツワイク 岩波文庫

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『マリー・アントワネット(下)』ツワイク 岩波文庫

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