ゲーテ生涯の大転機!ゲーテ『イタリア紀行』あらすじを簡単に紹介

イタリア紀行

こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

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ゲーテの『イタリア紀行』は、ゲーテのイタリアへの旅を記したものになっています。

ゲーテの著作に関しては、別記事でも紹介しているので、併せてお読みください。

それでは早速、ゲーテの『イタリア紀行』のあらすじや感想について紹介します。

以下、一部本のネタバレになる内容が含まれています。ご了承ください。

『イタリア紀行』あらすじ/要約

『イタリア紀行』とは?

ゲーテの『イタリア紀行』は、「イタリア旅行で、ゲーテが見聞きしたことや考えをまとめた本」です。

ゲーテはイタリア旅行以降、シュトゥルム・ウント・ドラングから古典主義へと大きく転換します。

シュトゥルム・ウント・ドラングは簡単に言うと、感情の自由を重んじた考え方のことを指します。古典主義は、理性や調和を重んじる考え方のことを指します。

シュトゥルム・ウント・ドラングから古典主義への大きな転換。

ゲーテは1年半のイタリア旅行の際に何を考え、そして何を見出したのか。

イタリア旅行でのゲーテの考えをまとめたのが、本書『イタリア紀行』です。

ワイマール共和国での生活

ゲーテは文豪として超有名人物ですが、彼は文豪だけでなく、政治家としての顔も持ち合わせています。

彼の代表作である『若きウェルテルの悩み』は、ヨーロッパ中で人気を博すようになりました。その影響力はヨーロッパだけに止まらず、中国などでも愛読されるようになったと言われています。

ゲーテはその後、ワイマール共和国において、政治家として働くことになります。宰相を勤めることになりますが、その後、政治家生活に嫌気が指します。

ワイマール共和国で、ゲーテはシュタイン夫人という7歳上の女性に恋心を抱いていきますが、残念ながらその恋は実りません。

ゲーテは恋の悩みから脱却するため、そして退屈な宮廷での生活から逃れるため、イタリアへと旅をするのでした。

ゲーテの知的好奇心

『イタリア紀行』を読んでいると、ゲーテという人物が、いかに知的好奇心が旺盛な人物であったのか理解できます。

彼の知的好奇心の強さと観察力の高さは、目をみはるものがあります。

ゲーテは、政治家や小説家、詩人、自然科学者など、多くの顔を持ち合わせている人物でした。ゲーテほど、一言で表すことが難しい人物はそうはいません。

そんなゲーテは、『イタリア紀行』の中でも、多くのものに好奇心を抱いています。

特に注目したいのが、ゲーテの自然への関心です。

ゲーテは天気や地質などにも関心を持っていました。『イタリア紀行』では、ゲーテが土地を眺めながら、地質を分析している描写もあります。

知的好奇心が強いだけではなく、そこには詩人ゲーテの自然への敬愛が含まれています。

『イタリア紀行』感想/まとめ

『イタリア紀行』を読むと、イタリアへの旅はやはりゲーテに必要だったのだと気づかされます。

『イタリア紀行』を読むまで、ゲーテに政治家としての側面があることは知りませんでした。ゲーテはやはりどうしても小説家や詩人というイメージが強いので、他の顔を考えたことはありませんでした。

イタリアへの旅行後、彼は政治家になることは生涯においてなかったと言われています。

もしゲーテがイタリアへの旅行をしなかったら、彼は生涯、政治家として暮らしていたのかもしれません。もしそうだったら、『ファウスト』も世に出回ることはなかったのかもしません。

イタリアへの旅はゲーテの人生を大きく転換させた旅行だったのです。

本書『イタリア紀行』はゲーテという人物を知るために読むという読み方もできる本です。

例えばですが、ゲーテは自分の素性を隠しながら旅行を続けています。

当時は『若きウェルテルの悩み』が大反響を呼んだ時代であったにもかかわらず、ゲーテは素性を隠そうとします。そこにゲーテの地位や名誉に拘泥しない姿勢が垣間見えます。

ゲーテの思想やその後の人生に大きな影響を与えたイタリアへの旅。『イタリア紀行』を読んでいると、ゲーテと同じような道順で旅をしたくなってきます。

総評

・オススメ度★★★☆☆

・読みやすさ★★★★☆

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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『イタリア紀行(上)』ゲーテ 岩波文庫

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