『隷属なき道』のレビュー/ベーシックインカムが描き出す未来とは


こんにちはshunです!

2018年になりましたね〜!今年もよろしくお願いします!

2018年は多くの学生の方や社会人の方に記事を読んでいただけたらと思いますのでよろしくお願いします。

本のレビューもどんどん書いていく予定なので、要望などがありましたらコメントなどでお知らせしてくれると嬉しいです。

さて、新年最初に紹介する本はこれ!

「隷属なき道」ルトガー・ブレグマン 文藝春秋 です!

〜①購入のきっかけ〜

「ベーシックインカム」という言葉は大学一年生の頃から知ってはいましたが、どういう制度なのかなどについてはほとんど知りませんでした。

大学一年生の冬頃に、大学のサークルの活動として「ベーシックインカムを導入するべきかしないべきか」という議論を行うことになりました。

自分でその議論の資料作成をしているうちに、ベーシックインカムは素晴らしい制度だと思うようになりました。国から毎月数万〜十数万円のお金が給付されるようになれば、私たちは労働以外にももっと多くのことに目を向けられるようになるかもしれませんし、新しい価値を発見することができるかもしれないのです。

そこで、ベーシックインカムという制度は本当に将来可能なのかという疑問が湧き、この本を購入することになりました。

〜②この本を読んで欲しい人〜

この本を読んで欲しい人は以下のような方です。

・ベーシックインカムが実現可能なのか知りたいと思っている方

・ベーシックインカムとは何かから詳しく知りたい方

・将来、どのような労働が人間からAIへと代替するのかを知りたい方

経済分野に興味があるという方にはぜひ読んでいただきたい一冊になっています。

また、「TED」上にも、ルトガー ブレグマン氏の動画があるのでこちらもチェックしてみてくださいね。

〜③要約/筆者の主張の紹介〜

イギリスの経済学者であるジョン・メイナード・ケインズは1930年に行なった講演の中で「2030年には私たちの労働時間は週15時間になる」と予測した。

19世紀半ばから労働時間の短縮が行われ、労働時間は着実に減り、余暇が増えた。

しかし、1980年代になると、女性の解放に伴い、労働時間の減少傾向が止まることになる。また、80年代には消費が増え、人々はその消費を補うためにより多くの時間を労働に当てる必要が出てしまったのである。

現在では、全人口の8%の人が世界の総所得のおよそ半数を得ており、1%が世界の富の内の半分以上を所有している。最も貧しい10億人の人々の消費は全消費の1%に対して、最も裕福な10億人の消費は72%にも及ぶ。

ベーシックインカムを導入し、金やロボットなどを再分配することができれば、貧困の解決だけではなく、DVやメンタルヘルスケアにも大きく貢献できると筆者は主張している。

〜④私の感想/考えたこと〜

「ベーシックインカム」という制度に対して、非常に肯定的な意見を持っていて、この本を読んだ後にその考えが助長されました。

ベーシックインカムが素晴らしいと思う最大の点は「国を小さくできる」という点にあると私は考えます。

今の日本を考えていただければわかると思いますが、今の日本には多くの社会保障制度が存在します。

例えば、生活保護に関する問題。不正受給に関する議論は今でも根強いですが、私たちは、その生活保護を受給する人のために多くの人員が必要であることを見落としているのではないのでしょうか?

生活保護を受けるにあたっての審査などに多くの人件費が使われていますが、受給者の中にはその足でギャンブルに向かうなどといった人もいて、あまりその成果は出ていないように思えます。

そもそも、個人個人のニーズなど、国が全てまかなうことなどできるはずがないです。であれば、ベーシックインカムのように全ての国民に対して一定額を給付するという制度の方がよっぽど成果が高いように私には思えます。

ベーシックインカムで給付された金をどのように使用しても受給者は批判されることはありません。ギャンブルをするも自由、投資をするのも個人の給付の範囲内であれば自由です。

また本書の中では、アメリカでベーシックインカムによる貧困撲滅にかかる費用はわずか1750億でGDPの1%以下と記載されています。これはアメリカの軍事の4分の1で実現可能という計算になります。ただし貧困撲滅にかかる費用としか記載がないので、「ベーシックインカムに必要な総額」なのかはわかりません。

ベーシックインカム自体の制度は非常に革命的であると私は思います。

やはり最もきになる点としては「実現可能なのか」という点です。本書では金を給付することで貧困の解決に効果があることは具体例で紹介していますが、ベーシックインカムの導入が可能なのかという議論に関してはあまりページが割かれていません。

しかし、今後ベーシックインカムは導入される流れになるのではないのかと私は考えます。様々な社会保障にかかっている費用をそれに携わっている人たちの人件費を削減できれば、額は最初の方は少ないかもしれませんが、制度自体はできるのではないのでしょうか。

今後に期待ですね!

それではまた〜。

<↓読んだ本はこちら↓>


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