ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』あらすじ


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー 岩波文庫

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マックス・ヴェーバーが生涯全てを注ぎ込んだのが本書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』あらすじ/要約

本書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は「お金を使うことを忌み嫌う人たちによって資本主義が誕生したということを説明した本」です。

「お金を使いたがらない人々によって資本主義が誕生した」

お金を使いたがることによって資本主義が誕生したわけではないということになります。

この逆説的な状況を可能にしたのは、当時の中世ヨーロッパの思想と関係があります。

実は中世のヨーロッパの中でも資本主義の概念が発達した国と遅れた国がありました。

果たして当時の中世ヨーロッパの思想とはどのようなものだったのか。

本書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読めば理解できます。

利益追求の禁止

近代資本主義の特徴として「利益の追求」が挙げられます。

資本主義である以上、利益の追求は最優先で行う必要があります。

しかし中世ヨーロッパでは、利益の追求を行うことは悪だと考えられていました。

特にオランダやイギリス、アメリカといった国々は利益の追求を行うことを取り締まっていました。

しかし、そのような国が結果的には近代資本主義の誕生を担っていくことになります。

予定説

プロテスタントの中のカルヴァン派には「予定説」という概念がありました。

予定説とは、救われる人物か否かはあらかじめ決定されているという考え方です。

つまり予定説では、どんなに生まれてから善行をしても救われない可能性があります。

そして自分が救われる人間であるかどうかもわかりません。

予定説だけでは人々は不安にあります。

なぜならどんなに善行をしても救われない可能性があり、さらに救われるかどうかもわからないからです。

そして人々は発想の仕方を変更します。

つまり「救われる人間であるならば、その人は神の意志に従って行動する人だ」と考えます。

そして神の行動に従って行動すること=禁欲的な生活を行い、神が定めた職業に就いて労働することを始めたのです。

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』感想/まとめ

内容はかなり難解で、2回ほど読みましたが、内容の一部は理解できていないでしょう。

内容の大筋だけを理解するのであればそれほど苦労はしないかと思います。

労働をすることによってお金を得ること。

それが目的であるならばそれは教義に反する行為だと見なされてしまう。

しかし結果的にお金を得たのであれば、それは賞賛される。

要は本人の気持ち次第であり、言葉の綾でしかないと思いました。

また、時間の大切さについても改めて考えされられました。

時間を浪費することは貨幣を浪費することであり、人生を浪費することである。

心に留めながら生活していこうと思いました。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー 岩波文庫

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