岩波文庫のダンテ『神曲』は難解ってホント?実際に読んで検証

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こんにちはshunです!

今回読了したのはこちらの本です!

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今回は世界的な名著であるダンテの『神曲』を読みました。

先に結論から言ってしまいますが、岩波文庫版の『神曲』を読むのはあまりお勧めできません。理由としては「非常に難解だから」です。

今回は少しいつもとは違い、岩波文庫版のダンテ『神曲』はどのような点で難解なのかを紹介していきます。

あらすじなども大体は理解してはいますが、中途半端に記載してもあまり意味がないと思うので、今回は省くことにします。

細かすぎる訳注

まずはこれです。訳注が細か過ぎて何を言っているのか理解できません。

普通訳注というのは、本の内容を理解するために設けられた補足的な内容を指しています。

しかし、この岩波文庫のダンテ『神曲』は非常に訳注に対して分量が割かれています。

ほぼ毎回、行に何かしらの訳注がついているので、本文に集中できません。しかもその訳注も難しく、分量があるので、挫折してしまう可能性が非常に高いです。

わからないから訳注を見るのに、訳注を読んで更にわからなくなるという悲劇が生まれます。

これは岩波文庫版以外の訳でも同じなのかもしれません。知っておくべき背景知識が訳注に網羅されているため、それだけで消化不良を起こしてしまう可能性があります。

また、これは自分にはあまり関係ありませんでしたが、訳注の箇所の文字が非常に細かくなっています。それも訳注が読みにくい原因の1つになっているでしょう。

古過ぎている文体

そして一番はこれです。文体が古過ぎて何を言っているのか理解できません。

岩波文庫版のダンテ『神曲』はなんと1952年に出版されており、それが今でも販売されています。

『神曲』は詩の形態で書かれているのですが、岩波文庫版の『神曲』は文語訳なので、非常に読みにくいです。

漢字も私たちが普段使用することのない漢字が多く出てきて、読者の悩ませます。

もちろん、古き良き文体を守り通すという考え方もありなのかもしれませんが、本文が読めないくらいの文体であったら、元も子もないような気がします。

私だけ読めないのであれば、自分のせいだと考えられますが、Amazonでの評価や友人の感想などを聞くと、よほど文語訳に慣れている人でなければスラスラ読み通すことは難しいように思えます。

『神曲』感想/まとめ

「訳注の多さ」+「古い文体」+「詩の形態」の3つが重なって内容をほとんど理解することができませんでした。

『神曲』の大まかなあらすじは訳注を見ればわかるかと思います。章ごとに訳注があり、その最初に章ごとのあらすじが書かれているので、大枠は理解することができると思います。

しかし、それだけを理解したいのであれば、そのくらいの情報はいくらでもネットで探せば出てくると思うので、わざわざ岩波文庫版のダンテ『神曲』を購入して読む必要はないのではないかと思います。

少なくとも、『神曲』のあらすじをわかりやすく知りたいという方には本書はおすすめできません。

また今度、ダンテの『神曲』は他の出版社から購入して読んでみたいと思います。その際にあらすじや感想が書けるといいですね。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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