福沢諭吉とは何者?『福翁自伝』のあらすじを簡単にまとめました


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『福翁自伝』福沢諭吉 岩波文庫

⇒Amazonで見る

『福翁自伝』あらすじ/要約

本書『福翁自伝』は、「福沢諭吉によって語られた自分史」です。

福沢諭吉が生きた時代。

それは勿論、幕末から明治維新にかけての時代です。

政治の混乱から様々な人間が暗殺される激動の時代でした。

そんな激動の時代に生きた福沢諭吉は、どのような家庭で生まれ、どのような思想を持っていたのか。

『福翁自伝』では、福沢諭吉が自分自身の生涯を客観的に語っています。

勉学への才能

福沢諭吉という人物は、学問に対して、物分かりの良い人物だったと言われています。

福沢諭吉は、当時流行していたオランダ語だけでなく、まだほとんど流行していなかった英語も習得しています。

特に英語は、教えてくれる人がいない中で身につけたというのが驚きです。

『福翁自伝』を読んでいると、福沢諭吉は生まれつき勉強ができたのではないことに気がつきます。

福沢諭吉には行動力と継続力が備わっていました。

これが先天的なのか、後天的なのかはわかりません。

オランダ語が実用的ではないと知った福沢諭吉は、すぐに英語を学びます。

そして継続的に学ぶことによって英語を身につけました。

福沢諭吉には勉学の才能と言っていい資質があったのです。

福沢流の子ども教育論

福沢諭吉は本書『福翁自伝』の中で、子どもの教育方法についても明記しています。

福沢諭吉の教育方法と聞くと、

・大量に本を読む

・字の練習をする

というような教育を中心に行うイメージがあるかもしれません。

しかし、福沢諭吉は幼少の子供に対して、読書よりも身体を鍛えることを優先させました。

一定の年齢までは子どもに字や文学と触れ合う機会を設けないという教育方針を取っていました。

また実際に勉学と関わるようになっても、身体を鍛えることはなおざりにはしませんでした。

勉学だけのあたまでっかちではない子どもの育成を福沢諭吉は目指していたのでした。

『福翁自伝』感想/まとめ

自分史となるとどうしても自分の都合の良いことばかり書くイメージがありました。

しかし、福沢諭吉に限って言えば、その心配は無用なものでしかなかったようです。

福沢は自分を客観視しており、自分の生涯について正直に語っています。

そのため、自慢話に終始するというようなことがなく、面白く読めました。

福沢諭吉というとやはり名前ばかりが先行してしまっていました。

しかし、本書『福翁自伝』を読んで、生まれの身分が高くないことや権威を重んじてないことを知りました。

今まで全く知らなかった福沢諭吉の人物像を理解することのできる一冊だと思います。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

『福翁自伝』福沢諭吉 岩波文庫

⇒Amazonで見る

<関連記事>

「陸奥宗光が書いた外交録!『蹇蹇録』(岩波文庫)のあらすじ・感想」

「国の未来を考え抜いた男!『新訂 海舟座談』(岩波文庫)あらすじ」