常勝軍団を作り上げた指揮力とは?カエサル『ガリア戦記』のあらすじ


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『ガリア戦記』カエサル 岩波文庫

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それでは早速、『ガリア戦記』のあらすじや感想について紹介していきます。

『ガリア戦記』あらすじ/要約

本書『ガリア戦記』は「ガリアにおけるカエサル自身の戦いを記録した本」です。

カエサル自身が、最高司令官として参戦したガリア戦争。

ガリアは今のフランスに該当する地域を指します。

本書『ガリア戦記』が書かれたのは今からおよそ2000年前の紀元前50年頃であったと言われています。

『ガリア戦記』には、カエサルの行動や戦いの記録が淡々と綴られています。

また、カエサルは気候や人々の生活スタイルなどについても鋭い観察眼を向けています。

その様子も本書『ガリア戦記』を読むことで理解することができます。

優れた指揮官

本書『ガリア戦記』はカエサル自身の手によって書かれた本です。

しかし、『ガリア戦記』ではカエサルの行動が客観的に描かれています。

『ガリア戦記』を読むと、カエサルがいかに優秀な指揮官だったのかがよくわかります。

一例を挙げると、カエサルは敵状視察を自分自身で行います。

指揮官である自ら最前列に飛び込み、敵の戦力の把握に努めます。

戦術だけでなく、人の心を掴むことにも長けていたカエサル。

彼の指揮下にあったローマ軍の兵士たちは、カエサルが現れたことによって士気を回復しているという描写もあります。

客観的に書かれているにも関わらず、カエサルが優秀な指揮官であったことが本書『ガリア戦記』から伺えます。

アレシアの戦い

『ガリア戦記』の中でも、最も読み応えのある戦いといえばアレシアの戦いがあげられるでしょう。

アレシアの戦いは八年間にも及ぶガリア戦争の最後の戦いだったと言われています。

アレシアの戦いでカエサルの前に立ちふさがったのはウェルキンゲトリクスという人物。

ウェルキンゲトリクスはケルト人の一部族である、アルウェルニ族の出身でした。

ウェルキンゲトリクスはアレシアに強固な要塞を築き上げます。

わずか5万人のローマ軍に対して、ガリアの連合軍の戦力は34万人にも及んだと言われています。

カエサルがどのようにしてこの戦力差を乗り切り、ガリアを平定したのか。

本書『ガリア戦記』には、その戦いの記録が書かれています。

『ガリア戦記』感想/まとめ

背景知識が少なかったかなのか、少し読みにくい印象を受けました。

古代ローマの背景知識が薄かったため、内容についていけない場面がありました。

また、部族の名前が複雑多岐に渡っているため、読んでいて理解しづらかったです。

カエサルのリーダーシップ力には驚かされました。

どうしてローマ軍が常勝軍団となり得たのか、本書『ガリア戦記』を読むまではわかりませんでした。

しかしカエサルの卓越した指揮力を知った後には、その勝利も偶然ではなかったことに納得がいきました。

『項羽と劉邦』に登場する劉邦とは対照的な存在だと読んでいて感じました。

指揮官が優秀である方が機能するのか。それとも部下が優秀な方がうまく機能するのか。

そんなことを『ガリア戦記』を読みながら考えました。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

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