全13編の孫子の兵法とは?『孫子』の内容をわかりやすく解説


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『孫子』岩波文庫

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「孫子」というのは春秋戦国時代の軍事思想家、孫武の尊称です。

『孫子』あらすじ/要約

本書『孫子』は「軍事思想家の孫武によって纏められた、中国最古の兵法書」です。

春秋戦国時代、すなわち紀元前500年頃に書かれた本です。

『孫子』は全13編から成立しています。

<『孫子』全13編>

計篇/作戦篇/謀攻篇/形篇/勢篇/虚実篇/軍争篇/九変篇/行軍篇/地形篇/九地篇/火攻篇/用間篇

戦における兵法や戦術の取り方について書かれているのが本書『孫子』です。

原文/読み下し文/現代語訳の3つが『孫子』には収録されています。

孫子の兵法

中国最古でありながら最強の兵法書として名高い『孫子』。

『呉子』や『司馬遷』といった軍事書も『孫子』をもとに考えられていると言われています。

「兵法書」と聞くと、孫子が戦うことばかり考えている人間のように思えるかもしれません。

しかし『孫子』を読むと、孫子が戦を好んでいないことがよくわかります。

孫子は軽々しく軍を動かすことを戒めています。

兵は国にとってかけがいのないものであること。

そして敵を仔細に観察し、動向を知らねば戦は勝てないこと。

それらのことを孫子は理解していたのです。

敵を知り、己を知る

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

この言葉を聞いたことのない人はいないのではないでしょうか。

実はこの言葉、『孫子』に登場する文言なのです。

『孫子』の中では、このように書かれています。

故に曰わく、彼を知りて己を知れば、百戦して殆うからず。(p41)

敵情を仔細に把握するだけでなく、自軍の事情も深く理解する。

そうしなかれば、いくら戦をやっても勝てないと孫子は考えていたのです。

『孫子』感想/まとめ

さすが、世界最古かつ最強の悲報書と言われるだけのことはあります。

「戦わずして勝つ」

確かにこれが最も戦における勝利なのでしょう。

確かにその戦いには華はないのかもしれません。

しかし、そこには紀元前500年にできたとは考えられないほどの合理性があります。

また兵を道具としてではなく、国の財とみなしている点も好感を持ちました。

本書『孫子』を読んでビジネスに応用できるかどうかはわかりません。

あくまで教養として、知的好奇心を満たすものとして読んでみてはいかがでしょうか。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

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