世界中を驚かした進化論とは?ダーウィン『種の起源』あらすじ


こんにちはshun(@bookstyle_book)です!

今回はこちらの本を読了したので、紹介していきます。

『種の起源(上)』ダーウィン 岩波文庫

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『種の起源』はダーウィンが世の中に送り出した世界的な名著です。今からおよそ160年前に出版されています。

それでは早速、ダーウィンの『種の起源』あらすじや感想を紹介していきます。

『種の起源』あらすじ/要約

ダーウィンの『種の起源』は、「進化論を確立するまでの過程を描いた本」です。

イギリス軍艦ビーグル号にダーウィンは乗り合わせます。

南米及び太平洋の調査航海に出ていたビーグル号は、動物学者を募集していて、ダーウィンに白羽の矢が立ったのです。

ビーグル号での航海は5年間にも及び、その間ダーウィンは標本を集めます。

航海を終えた後、ダーウィンは「生物は長い時間をかけて進化したのではないか」と考えます。

航海中に得た標本から考えても、生物が徐々に変化を遂げたという説には合理性があったのです。

しかし、ダーウィンが生きていた時代はキリスト教的な世界観が浸透していました。

ダーウィンはどのような研究を行い、自身が提唱した進化論を確固たるものにしていったのか。

本書『種の起源』にはその過程が描かれています。

キリスト教の支配する世界

ダーウィンの生きていた19世紀ではキリスト教的な世界観が浸透していました。

キリスト教の世界観では、生物は誕生して以来、一切変化していないと考えられていました。

「地球に存在する生き物は植物であれ、動物であれ、全て神によって創造された」

そのように考えるのがキリスト教的な世界観です。

そして神が創造するものは全て完璧であると考えられていました。

そのため、生物も完成形として誕生してくると考えられていたのです。

しかし、ダーウィンは航海中に集めた標本から、生物は変化しているのではないかと考えるようになります。

キリスト教的な世界観が浸透しきっていた時代の中で、ダーウィンはデータをもとに自身の仮説を検証していくのでした。

自然選択

当たり前のことですが、地球上に存在する資源は限られています。

資源が有限である以上、その資源以上に生き物が存在することは許されません。

資源よりも生き物の方が多くなってしまった際には、何かしらの生き物が滅ぶしかないのです。

ダーウィンによれば、生き残る生き物は、たまたまその環境下に適応していた生き物です。

例えば、3種類の鳥がいるとします。2種類の鳥は飛ぶことができず、1種類の鳥だけが飛ぶことができます。

1種類の鳥が飛ぶことができたのは偶然です。

たまたま飛ぶことができる能力のある鳥が生まれました。

そしてその鳥の子孫もたまたま飛べたことで、その種の間で飛べる鳥が増加し、その種の全ての鳥が飛べるようになったのです。

そうして偶然進化を遂げ、そして子孫へと受け継ぐことができた種が生き残ることができるのだとダーウィンは考えました。

『種の起源』感想/まとめ

内容は相当マニアックで難しいです。

『種の起源』には実験をしている様子が書かれている場面もありますが、実験の意味がわからないことも度々ありました。

本書『種の起源』は上下巻合わせて800ページを超える大作です。

分量と本文中に見られる実験の数などを考慮すると、ダーウィンは慎重に自身の研究を進めていたことがわかります。

それほどダーウィンが生きていた当時は、キリスト教的な世界観が強かったのです。

ダーウィン自身ですらも今までずっと持ち続けてきた価値観を捨てることは簡単ではなかったはずです。

標本などの客観的なデータを考慮し、今ある価値観の方が間違っているのではないかと考えたことは、まさにコペルニクス的転回だったと言えます。

難解なので、内容の全ては理解できないかもしれませんが、それでも1回は読んでおきたい1冊です。

気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

<記事で触れた書籍一覧>

『種の起源(上)』ダーウィン 岩波文庫

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『種の起源(下)』ダーウィン 岩波文庫

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