ブラックホールで死んでみるータイソン博士の説き語り宇宙論(上)

『ブラックホールで死んでみる』

こんにちはshunです!

今回はこちらの本を紹介していきます。

『ブラックホールで死んでみる』

『ブラックホールで死んでみる』

『ブラックホールで死んでみるータイソン博士の説き語り宇宙論(上)』ニール・ドグラース・タイソン 早川書房

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それではあらすじを紹介していきます。

『ブラックホールで死んでみる(上)』の要約/あらすじ

「宇宙系の本を読みたいけど、内容が難しすぎからいつも読めていない」という方は少なくないのではないでしょうか?

特に文系の方なんかは「数式を見ただけで、もう読む気を無くしてしまった」という人もいるはずでず。私も文系ですが、文系の中に、数式に対する抵抗感が強い人を何人も知っています。

そんな文系の方でも読める宇宙論の本が本書『ブラックホールで死んでみる』です。『ブラックホールで死んでみる』では、天文物理学者であるタイソン博士が宇宙や天体に関する最先端の話題を数式をほとんど使用せずに解説してくれています。

時にはタイソン博士のブラックユーモアも交えられていて、笑ったりゾッとしたりしながら読むことができます。

『ブラックホールで死んでみる』は文系の方でも読みやすい1冊です。

ダークマターとダークエネルギー

『宇宙』

ダークというと暗いという風に変換してしまいがちですが、ダークは「不明の」や「何かわからない」という意味で使用されています。つまり、ダークマターとダークエネルギーは「よくわからない物質」「よくわからないエネルギー」という意味です。

ダークマターとダークエネルギーの2つでなんと宇宙空間の95%も占めていると言われているのです。我々が現在目視している物質は宇宙のわずか5%にすぎないのです。

私も最初そうでしたが、ダークマターとダークエネルギーの違いがよくわからなかったので、ここで少しその定義を紹介したいと思います。

ダークマター

ダークマターとは、「宇宙の重力のおよそ85%を占めていると言われている見えない物質」のことを指します。

私たち人間が見ることができる宇宙の5%の物質の重力だけでは、銀河を形成することができないと考えられています。

ダークエネルギー

ダークエネルギーとは、「宇宙膨張を加速させている見えないエネルギー」のことを指します。宇宙の膨張は加速度的に進んでいることが最近の観測で明らかになってきているそうで、その加速の原因がダークエネルギーだと考えられているそうです。

木を見て森を見ず

少し、宇宙論とは直接関係のない話題ですが、本書『ブラックホールで死んでみる』の中に個人的にかなり興味をそそられるような事柄があったので、ぜひ紹介したいと思います。

日本語には「木を見て森を見ず」ということわざがあります。「小さいことや細かいことに気を取られすぎて、肝心の全体像を見落としている状態」のことを指します。

タイソン博士によると、「どこが適切な距離なのかを見極めること」が科学的な問いの難しさの1つとして述べられています。

つまり適切な距離に視点を合わせることが重要なのですが、「科学的にどこが適切な距離なのか」を判断することが難しいのです。「木を見て森を見ず」でも「森を見て木を見ず」でもダメな訳です。

これは、私たちの日常生活を例にとるとよりわかりやすいと思うので、具体例で考えてみます。

ある1人の人間と本棚を想像して見てください。本棚には沢山の本が入っています。もし人間と本棚の距離が遠すぎてしまえば、本棚の中に、どのような本が入っているのかをみることはできません。さらに遠ければ、本棚があることさえ見つけることができません。

これに対して、もし人間と本棚の距離が近すぎてしまえば、人間は目の前にある本を何冊か見る事はできるはずですが、本棚に入っている他の本は見ることができません。

人間が本棚全体の内容が見える距離まで近づいたり遠ざかったりすることで、適切な距離を見つけることができるのです。

『ブラックホールで死んでみる(上)』終わりに/感想

「地球」

「地球」

個人的にですが、やはり宇宙について知ることは面白いです。

私たちは何も不自然に感じることなく地球で生活していますが、ビッグバンが本当にあったのかなども含め、宇宙にはまだまだ謎が非常に多いです。

2018年になり、科学技術が飛躍的に上昇したはずの今でも、宇宙には多くの謎が残されているという事実は、宇宙の壮大さを私たちに実感させてくれます。

本書『ブラックホールで死んでみる』はそんな宇宙に関する知的好奇心をくすぐってくれる本です。先ほど紹介した事例以外にも、宇宙や天体に関する多くの知らない事実が本書には載っていました。

数式などもほとんど使用していないので、宇宙に関する本を読んで見たかったけど今まで手を出せなかったという方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

それではまた〜。

『ブラックホールで死んでみる』下巻の記事はこちら⇒「ブラックホールで死んでみるータイソン博士の説き語り宇宙論(下)」

<記事で触れた書籍一覧>

『ブラックホールで死んでみる』

『ブラックホールで死んでみる』

『ブラックホールで死んでみる(上)』ニール・ドグラース・タイソン 早川書房

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